仮想通貨業者
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これから仮想通貨の取引を始める人は口座を開設すると思いますが、
その時は、
「金融庁から認可を受けている取引所」
を選んでください。

なぜなら金融庁が決めた厳しいセキュリティー基準などを満足しているからです。

実際、2018年に起こったコインチェックの流出事件は、
セキュリティの甘さから起こった事でした。

これから安全に長く取引をしようと考えている方は、
金融庁から認可を受けている登録業者で口座を開設することをオススメします。

では、金融庁から認可を受けている登録業者は何社あるのでしょうか?

一覧にまとめました。
口座開設する時の参考にしてみて下さい。

金融庁に認可を受けた登録業者一覧

2018年3月末時点での仮想通貨登録業社の一覧表です。

登録業者名 登録番号 登録日
マネーパートナーズ 関東財務局001 2017.9.29
QUOINEX 関東財務局002 2017.9.29
bitFlyer 関東財務局003 2017.9.29
ビットバンク 関東財務局004 2017.9.29
SBIバーチャルカレンシーズ 関東財務局005 2017.9.29
GMOコイン 関東財務局006 2017.9.29
ビットトレード 関東財務局007 2017.9.29
BTCボックス 関東財務局008 2017.9.29
ビットポイント 関東財務局009 2017.9.29
フィスコ仮想通貨取引所 近畿財務局001 2017.9.29
Zaif(テックビューロ) 近畿財務局002 2017.9.29
DMM Bitcoin 関東財務局010 2017.12.01
ビットアルゴ取引所東京 関東財務局011 2017.12.01
エフ・ティ・ティ 関東財務局012 2017.12.01
Xtheta(シータ) 近畿財務局003 2017.12.01
BITOCEAN 関東財務局013 2017.12.26

以上の16社が金融庁から認可を受けている登録業者です。

これから口座開設をする人はこの一覧の中の取引所を選ぶことをお勧めします。

でも、この一覧以外にも取引所は存在します。
一覧表以外での取引所に口座開設して取引をすることはダメなのでしょうか?

この一覧表以外の取引所はいわゆる
「みなし業者」
と言われていて、現時点で金融庁の認可を受けていないです。

では、登録業者とみなし業者の違いとはどんなところなのか?
この違いも取引所を選ぶ時に重要ですので、詳しく説明していきます。

登録業者とみなし業者の違いは?呼び名だけではない大きな違い

まず登録業者とは金融庁の認可を受けている業者です。
では、みなし業者は?認可を受けていないのに取引できるの?

みなし業者のみなしとは、
「仮にそうであると想定する」事です。
正式ではないけど正式であるように想定された業者という意味です。

なぜ「みなし」なのかというと、
改正資金決済法施行以前に仮想通貨交換業を行なっていた業者が、
平成29年4月1日から6ヶ月以内に金融庁に登録申請をした場合、
登録の可否処分があるまでは仮想通貨交換業を継続できるとしています。

この審査待ちの状態の業者の事を、
「みなし業者」
と言います。

では、どういった審査が行われているのかというと、
金融庁が仮想通貨交換業について定めた、
「事務ガイドライン第三分冊」
これを満たさないといけません。

このガイドラインの中でも特に慎重に確認審査を行っているのが、

1.利用者保護措置
例えば、「法定通貨ではないこと」や「価格変動による損失リスクがあること」など、
取り扱う通貨の特性などを利用者に説明する体制が整備されているか。

2.利用者が預託した金銭・仮想通貨の分別管理
金銭・仮想通貨それぞれについて、社内規則に分別管理の方法が具体的に定められていて、
それが利用者との契約に反映されているか。

3.システムリスク管理
十分なネットワークセキュリティを持ち、リスクが顕在化した場合にその影響が、
拡大するなど経営に重大な影響を与える可能性を十分踏まえたリスク管理体制を
整備しているか。

こういった内容の審査を受けて認可された業者が登録業者です。

みなし業者の中には審査中でしばらくしたら登録業者になるところも出てくるとは
思いますが、ここ最近のみなし業者の仮想通貨からの撤退を見ていると、
そこまでの管理体制ができていないのかなと思います。

呼び方が違うだけでなく中身も大きく違いますね。
登録業者で口座開設をおすすめする理由がわかっていただけでしょうか。

まとめ

これから仮想通貨の口座開設をしようと思っている方は、
登録業者で口座開設される事をおすすめします。

ただ、現在はみなし業者でも口座を開設する頃には審査を通って登録業者になっている
事もあります。

仮想通貨の取引所関連のニュースは常に公開されていますので、
時間がある時にでもチェックしてみて下さい。