2018年3月29日の日経に記事が出ていましたね。
↓
仮想通貨、新たに2社が撤退へ 金融庁主導で淘汰
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どういった事が書かれていたかというと、
●ミスターエクスチェンジ(福岡市)が金融庁に登録取り下げを申し出た。
●東京ゲートウェイ(東京・新宿)が金融庁に登録取り下げを申し出た。
●2社とも情報セキュリティーの体制が金融庁の求める水準に達していなかった。
●金融庁は登録申請中の「みなし業者」全てに立ち入り検査をしている。
●今回の2社もみなし業者である。
●今後みなし業者は登録業社と同等の体制整備ができていないと厳しい。
簡単にまとめるとこのような事が書かれていました。
今回のこの記事ではっきりわかった事は、
「顧客が安全に取引できる体制の業者しか登録できませんよ」
という事です。
最近起きたコインチェックの事件もそうですが、
業者のセキュリティー管理や体制が甘かった事で、
顧客が被害を受けました。
金融庁からすれば、日本にお金を集めたいので、
安全な取引ができるように法整備や監視体制を整えたい。
その為には基準を満たさない業者はここで淘汰すべし。
おそらくこうした動きをしてると思います。
でも、
みなし業者=悪い
登録業者=良い
というわけではありません。
ここで登録業者とみなし業者の違いについて説明します。
仮想通貨の登録業者とは?みなし業者とは?
まず。登録業者ですが、
「財務局の登録を受けた事業者」
の事です。
2017年4月に施行された改正資金決済法で定められた要件を満足した業者のみが
登録業者として認定されます。
一方みなし業者とは、
金融庁から正式に「今の時点」で認定されていない業者のことです。
例えば仮想通貨を交換することはできて、セキュリティーもしっかりしているけど、
登録までの審査待ちの状態の業者もみなし業者となります。
なので、一概に悪いとも言えないです。
順番待ちの業者も含まれているからです。
ただ、16社あったみなし業者のうち、今回の2社を含めた5社が撤退となると
登録業社で口座を開設した方が良さそうですね。
特にこれから始める方は登録業社で口座開設した方が無難だと思います。
ではどういった登録業社があるのでしょうか?
一覧をまとめました。
仮想通貨の登録業者一覧
2018年3月末時点での仮想通貨登録業社です。
登録業者名 | 登録番号 | 登録日 |
マネーパートナーズ | 関東財務局001 | 2017.9.29 |
QUOINE | 関東財務局002 | 2017.9.29 |
bitFlyer | 関東財務局003 | 2017.9.29 |
ビットバンク | 関東財務局004 | 2017.9.29 |
SBIバーチャルカレンシーズ | 関東財務局005 | 2017.9.29 |
GMOコイン | 関東財務局006 | 2017.9.29 |
ビットトレード | 関東財務局007 | 2017.9.29 |
BTCボックス | 関東財務局008 | 2017.9.29 |
ビットポイントジャパン | 関東財務局009 | 2017.9.29 |
フィスコ仮想通貨取引所 | 近畿財務局001 | 2017.9.29 |
Zaif(テックビューロ) | 近畿財務局002 | 2017.9.29 |
DMM bitcoin | 関東財務局010 | 2017.12.01 |
ビットアルゴ取引所東京 | 関東財務局011 | 2017.12.01 |
エフ・ティ・ティ | 関東財務局012 | 2017.12.01 |
Xtheta(シータ) | 近畿財務局003 | 2017.12.01 |
BITOCEAN | 関東財務局013 | 2017.12.26 |
以上の16社です。
これから仮想通貨を始める方や、みなし業者で取引をしていた方は、
ここで紹介した登録業社で取引をされた方が無難です。